指定特定相談支援事業所として2014年12月に開設した「高次脳機能障害相談支援VIVID」を2024年12月15日付で廃止いたしました。
高次脳機能障がいのある方の支援を目的に、VIVIDを立ち上げ、2007年に特定非営利活動法人となってから任意の活動を行い、新宿区の委託事業で月2回ミニデイなどの活動も行う中、継続的に事業を行うことの必要性を感じ、法制度の中にある事業に挑戦することになりました。
どの事業に取り組むか検討の結果、まず取り組んだのが指定特定相談支援事業でした。資金力がない中、相談などに応じてきたノウハウを生かし、身ひとつで取り組むには適した事業でした。
その後、高次脳障がいのある人たちが日中活動を行える場所をつくろうと考え、多くの方の精神的、時間的、そして資金の協力を得て、2018年4月、就労支援B型事業所を開設することができました。開設後も、引き続きみなさまのご協力をいただき、安定した事業に成長してきました。
しかし、相談支援事業においては、事業を担う人材の確保や育成も試みましたが、スタッフ一人体制での状態が続き、利用者支援にも影響が出ると憂慮される状況でした。第4次長期計画で熟慮した結果、事業継続は難しいと判断し、事業の終了を答申し、6月の総会で廃止が決定いたしました。
ご利用いただいていた相談支援のご利用者には、丁寧な説明を行い、関係各所のお力を借りながら9月には次の支援者に繋ぐことができ、今般12月15日付での廃止となりました。
指定特定相談支援事業はやめることになりましたが、法人の使命として高次脳機能障がいの相談には今後もこたえていきます。障がい特性を理解する他事業所等と交流・連携する機会も増えつつあり、各方面と連携しながら、誰もが生きやすいインクルーシブな社会を実現していく努力を、今後も重ねてまいります。
これまでご支援、ご協力いただいた皆様に感謝申し上げ、今後も引き続き、ご支援、ご鞭撻いただけますよう、よろしくお願いいたします。